体臭予防 汗の役割
汗はクサい、汗をかくと周囲に不快感を与えるのでは・・・
生活の中で汗は敬遠されがちです。では、ヒトはどうして汗をかくのでしょうか?
「エクリン腺」「アポクリン腺」それぞれ分けて考えてみましょう。
まずエクリン腺の汗は生理的機能を司るもので、暑い時や運動をした時に汗をかく事で気化熱により体温を下げ一定に保ちます。また、腎臓機能の補助作用や皮膚を乾燥から防ぐ役割をします。
アポクリン腺の汗は体臭の原因となるニオイのある汗を作り出す事です。
アポクリン腺は多くの動物では仲間同士の確認や異性を引きつけるフェロモンのような大切な役割を持っています。
しかし人間のアポクリン腺は退化していて、今ではわきの下にごくわずか残るだけです。しかもその分泌液のにおいは「わきが臭」と呼ばれて忌み嫌われています。
でも、本来太古の人間の汗腺はアポクリン腺だったのです。
しかし人間は何より脳の進化を優先させてきました。
脳は温度の変化にじつに弱い器官です。そこでヒトは「におい専用」だったアポクリン腺を次第にエクリン腺という「体温調節専用」の汗腺に改造発達させてしまい、求愛に夢中だったアポクリン腺は知らぬ間に、必要とされない汗腺へと没落の道を歩む羽目になってしまったのです。
人間は「イセイ」より「リセイ」を選択してしまったのです。